FCFは非接触ICカードFeliCaをIDカードとして利用するために必要なID情報(社員や学生等の識別情報など)を複数のサービス事業者が 同一方式で読み取り識別できる仕組み(共通フォーマット) を提供し、お客様にも、サービス事業者にも、カード発券事業者も幅広い分野で利用が可能なIDカードのための共通フォーマットです。
FCFは、非接触ICカード技術”FeliCa”の有する特長のひとつである、「マルチユース機能」を十分に活用することを目的として作られた、個人認証カード(IDカード)用フォーマットです。これまでのICカードが、主にシングルユース(プリペイドカード、セキュリティカードなど)で使われてきたのに対して、FeliCaでは、複数のサービスイシュアが1枚のカード上でサービス提供をすることを容易にしています。しかし、カードの初期発行時に搭載されなかった場合、後からサービスを追加するためには、事業者同士の鍵情報の公開や、対象となるカードの一斉回収などを必要とし、実質的に困難な場合が多くありました。
FCFでは、カード利用者(社員・学生など)の名前やID番号など、基本的な個人情報のファイルフォーマットを会員企業内で共有し、お客様の同意に基づいて読み取れる仕組みにしています。従ってお客様が運用されているID番号をそのままシステムで活用することが可能です。 さらに、カード製造時に「空き地」となるエリアを設定しておくことで、後日メモリを必要とするような新たなアプリケーション追加も行いやすくしています。(空きエリアの設定はオプションです) |
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